「人を癒やす前に、自分を癒やしなさい。」とは、あるメンターから
いただいた言葉ですが、だからというわけでもないのですが、
「自分を癒やす」ということには、けっこう関心があります。
ちょっとした趣味といえるかもしれません。
セルフヒーリングもしますが、ほかの方のセッションもよく受けます。
エネルギーワークにこだわらず、いろいろ受けたいのですが、
残念なことが1つあります。背中を触られたくないのです。
エステやヒーリングの宣伝で、女性がうつ伏せになって、
うっとりしながら背中をマッサージしてもらっている写真をよく見かけますが、
私にはまったくわからない感覚です。
人をはげます時や、いたわる時に背中をさすってあげる、という仕草は、
おそらく本能的なものですから、もちろん癒やし効果をもたらす行為に
違いないとは思うのですが。
自分でヒーリングを行うようになってから、いっそう著しくなってきました。
背骨付近が異常に敏感で、エネルギーセンサーのような感覚があり、
実際に触れられなくとも、手を近づけられるだけでも、神経質に反応します。
街をちょっと歩けば、整体・マッサージ関係の店舗を見かける時代です。
コンビニより数が多いそうですから、それだけ需要があるんですね。
好奇心半分、憧れ半分、ここなら大丈夫かも?と何度かチャレンジもしましたが、
やっぱりダメでした。施術者による、とかいうレベルではありません。
もうねぇ、背骨が…。舌打ちしそうなくらい、いや、涙目になりそうなくらい、
嫌なんですよ。触るな危険。
だったら行くなよ、ということなんですけども。
でも、それさえクリアできれば、およそ大丈夫。
じつは最近ハマっているのが「鍼(はり)」。鍼灸の鍼です。
たまたま自分のセッションで、鍼のようなビジョンが出現するので、
肉体を超えた経絡、というものを意識するようになりました。
顔だけを施術してもらう美容鍼から入り、この繊細かつ奥深い技に
だんだん魅せられてきました。
特に、ピタ、ピタ、ときっちりポイントに鍼を打つ方は素晴らしいです。
妙なたとえですが、実際に鍼を打たれた肉体よりも、
数センチ~1メートル近くも上の、見えないボディの上で
まるでビリヤードが行われているかのように、パンパンパン、と
エネルギーが共鳴しながら拡がっていく感じがするのです。
「おぉ、おもしろ~い!」と表情を変えないまま、こっそり喜んでいても、
そういう方はすぐ「何か特殊なことをされてるんですか?」
などと気づいたりします。巡り方が違う、のだそうです。
背中はさすがに無理ですが、その部位を避けても十分効果を得られますし、
私の場合は、感情体にも大きく作用しました。
鍼は心にも効く、というのは本当だと思います。
ヒーリングの技法としては、鍼灸はクラシックですが、最近また少しブームが
きているのではないでしょうか。
徒弟制度の時代に比べると、鍼灸師の技術の差が大きくなった、とも聞きますが、
優れた鍼灸師さんは、ことさら意識されずとも自然にエネルギーワークも
使われていると感じます。
“気”と表現する方が適切かもしれませんが。
鍼治療を受けていると、自分の変化がとても具体的に感じられるので、
しばらく続けて探究してみたいと思っています。
私のセッションでは、エネルギー鍼、というか、エアー鍼、という感じですが、
オリジナルな手法にしていけたら、とも考えています。