ヒーリングミュージックのススメ

今使っている、大きなモレスキンのダイアリーノートには、
表紙に「不思議の国のアリス」が描かれているのですが、
絵に英文が添えられていることに、
かなり後になってから気づきました。

“It’s no use going back to YESTERDAY,
because I was a different person then.”
(昨日に戻るなんてムダなことだわ。
だって今日の私はもう違う人だもの。)

ダイアリーにこんな言葉がついているなんて、
すごく気がきいてる、って思いました。

時間は過去から未来に向かって流れていると、
たいていの人は考えています。
今の私は、過去を前提とした私でしかない。
昨日までだめだった、人にムリだと言われた、
きっと今日も明日も「どうせムリムリ」。
そういう無意識の制限の力はとても強くて、
自分から世界を狭めてしまうことがあります。

この「どうせ」の壁は、なかなかのツワモノですが、
なんであれ、対峙しようとすれば、かえって力を増すもの。
内側から自然に開かれるのが望ましいと思います。
開く、のでなく、開かれる、感じですね。

たとえば今日と明日を隔てる地点、お休み前のひとときに、
ヒーリングミュージックを聴くのはおすすめです。

好きな音楽で構わないと思うのですが、
歌詞が入っていないか、意味がわからないもので、
リラックスできる、気分が穏やかになる…のは当然として、
ポイントは「拡張感」でしょうか。
心地よく、軽やかに、ふわ~っとひろがっていく、
そういう音楽が良いと思います。

この話を書こうとして、Amazonでヒーリング音楽を検索してみたら、
以前から愛聴している“コスミックトラベラー”というアルバムが
4位にランキングされていて、びっくりしました。
ヘミシンクのメタミュージックの中では、
全然目立たない存在だったと思うのですが…。
レビューを見ると、どなたか影響力の強い方が推薦されたようです。

これは宇宙好き、星空を見ると胸が高鳴ってしまう…
というタイプの方にはとても向いていると思います。
それこそ宇宙空間に出ていくような拡張感があります。
ただちょっと、変わった夢を見ることになるかもしれません。

私は最近、イミ―・ウーイ Imee Ooi がお気に入りです。
仏教経典をとても素敵にアレンジされています。

仏教の知識はほとんどないのですが、
お経には、とても興味を惹かれます。
お寺で読経を聴いていると、
幾何学的な立体曼荼羅が浮かび上がってくるのを
感じることがあります。

イミ―の音楽は、ずっとモダンですが、
仏の慈悲、慈愛、が、しんしんと降り注ぐようで、
私は内側から満たされ、とても深く癒されます。

般若心経でもいろんなバージョンがありますが、
たとえばサンスクリット語はこんな感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=bcas0pl6-tM&t=142s

 

今日の疲れは優しい音楽で癒して、
明日はまた、新しいあなたになってくださいね。